SI-57 灯油バーナー
by K.I
2012/01/05〜
Index
- WILD-1で、OMNI灯油バーナーというのを見かけた。
- で、ちょっと調べたら、火屋(ホヤ)を付けると簡易ストーブとしても使えるらしい。
- と言っても、換気の良い屋外じゃないと使えないので、普通のストーブの代わりにはならないけど
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- 最初は、簡単に点火出来たけど、何回か点火していると、結構失敗もした。
- 間違っているかもしれないが、自分なりに灯油バーナーの構造と使い方をまとめてみた。
- カセットガス用のトーチも付いていたんだけど、どうも使い辛かったので
- 自分で持っていたトーチを使っている。点火にはトーチが必須。
- バーナーの構造は簡単だ。
- 灯油タンクから、元バルブを通して、気化器(ジェネレータ)につながっている。
- ジェネレータに灯油を供給する量を調整するバルブが、火力調整バルブ
- ジェネレータで灯油が気化して反対側の細い穴から、ガスとなって噴出する
- 灯油の供給量に合わせて、火力調整バルブと連動したニードルが噴出孔を調整するようになっている
- 正常な燃焼状態では、ジェンレータ内部は高圧になるので、それにより灯油の供給も抑えられる。
- 噴出したガスは、噴出口のすぐ下の穴から入った空気と混合されて、下を通って燃焼バーナーから出て点火する
- でも気化がうまく行かない場合は、液体のまま灯油が噴き出すので、それを排出するためのドレンパイプが付いている。
- まず、元バルブと火力調整バルブを両方とも完全に閉めておく
- ドレンキャップを外して、受け皿を置いておく(灯油が噴き出す場合があるので)
- 灯油タンクから気化器に灯油を供給するために、灯油タンクの圧力を上げておく
- カセットガスのトーチでジェネレータを予熱する。
- これは1〜2分、ジェネレータを赤熱させるぐらい十分に行う
- その状態で、元バルブを1回転(全開)する
- さらに、火力調整バルブを少しづつ開いていく。半回転ぐらいで止める→この時もトーチでの加熱は続けること
- 十分に予熱されていれば、青い炎になっている。
- 不十分な場合、黄色い炎なので、さらにトーチで加熱して完全に青い炎になるまで待つ
- 完全に青い炎になったら、火力調整バルブをさらに開いていく→この時もやっぱりトーチでの加熱は続けること
- 灯油が噴き出す様なら、火力調整バルブを閉じて、ドレンパイプから灯油を抜いて、予熱からやり直し
- 火力調整バルブも全開(1回転以上)にして、青い炎が安定して出るようになるまでトーチの加熱は続ける
- 完全に安定したら、点火完了。トーチの加熱は止めて良い。
- ドレンパイプのキャップをはめる。
- 燃焼が安定すれば、火力調整バルブを少し絞ることは出来るが、
- ジェネレータが赤熱した状態でないとダメなので、少ししか絞ることは出来ない。
- 基本的には、最大に近い火力で使うものだと思う。
- 元バルブを完全に閉じる
- 炎が消えるのを待って、火力調整バルブを完全に閉じる
- 最後に安全弁を引いて、タンクの圧力を抜く
- 灯油が噴き出すかもしれないので、引火しない様に注意して!
- 元バルブパイプに圧力が掛かると考えると上記の手順が良いと思う。
- でも消火後、少し灯油臭い気がするので、以下のようにしている。
- 火力調整バルブを完全に閉じる
- 1分ぐらい待って、十分に冷えてから元バルブを完全に閉じる
- 最後に安全弁を引いて、タンクの圧力を抜く
- やはり灯油が噴き出すかもしれないので、引火しない様に注意して!
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- 全然、予熱が不足している。
- 火力調整バルブを完全に閉じて、ドレンパイプから灯油を抜いておく
- 予熱からやり直すが、ジェネレータにも灯油が入っているはずなので、多めに予熱する必要がある。
- 予熱の時間も必要だが、トーチの火力が足りない可能性がある(対策は次項と同じ)
- 気化器(ジェネレータ)の予熱が足りないので、一度火力調整バルブを閉じる
- ドレンパイプに灯油が溜まっていないが確認して、完全に抜いておく(灯油で少し濡れているぐらいなら良い)
- ジェネレータを改めて1〜2分十分に予熱する。トーチの炎が弱過ぎるとダメかもしれない
- ジェネレータに液体の灯油が溜まっている場合、火力調整バルブを閉じていても燃焼バーナーから炎が出てくる
- この場合は、少し多めに予熱して、ジェネレータ内の灯油を全部気化させておくこと。
- もう一度、手順通りにやり直す。基本的に火力調整バルブを少し開いて青い炎じゃない時は予熱不足。
- 十分な予熱が肝要。黄色い炎でも、さらに十分に加熱すれば、完全に青い炎にすることも出来るけれど
- ダメならトーチのカセットガスを交換するか、トーチ自体を火力が強いものに替えた方が良いかも
- 少なくとも、いくら予熱してもドレンパイプから灯油が噴き出すようなら、全くダメ。
- 完全に青い炎だけど、燃焼バーナーから剥がれるように炎が消えてしまうことがある。
- これは多分、気化したガスと空気がうまく混合していない。
- ガスの噴出する圧力が不足しているため(だと思う)ので、トーチでの加熱を続けながら
- 思い切って、火力調整バルブを開けていく。でも不安定で消えそうになるので、少し戻したりしつつ慎重に。
- 火力を最大にして、気化器が赤熱する状態までもってくれば、だんだん炎が安定してくるはず。
- 様子を見ながら、トーチをだんだん離していく。トーチが無くても安定するようになったら、トーチでの加熱を止める。
- 弱い炎でも、時には安定して燃焼する場合がある。
- でも、普通は火力を上げないと全然安定して燃焼してくれない。
- この灯油バーナーの場合、火力は最大で安定する様なので、前回は弱い火力で安定したとしても、
- それは、たまたまうまく行っただけと考えて、基本的には火力を最大近くまで上げて燃焼させるようにした方が良い。
- 数時間、連続燃焼させていると、炎がボッボッボッボッと不安定になることがある。
- これは灯油が無くなりかけている、或いは灯油タンクの圧力が落ちていると思う
- 燃料が無い場合は最初からやり直すしか無いが、燃料が未だ十分ある場合は、
- 圧縮ポンプを10回ぐらい動かして、タンクの圧力を上げてみる。多分これで直る。
- また火力調整が弱すぎることも考えられるので、火力を上げてみた方が良いかもしれない。
- ジェネレータの気化したガスの噴出し口から、ニードルが少し出ているが、非常に細いので簡単に折れるし曲がってしまう。
- ジェネレータを外す場合は勿論だが、外さなくても空気を混合するための穴から指を入れるとニードルに触ることが出来てしまう。
- ニードルは柔らかいので、簡単に曲がってしまう。実際、これで少しニードルを曲げてしまったので、要注意!
- 運良く折れずに済んだが、真直ぐに治すのにかなり苦労した。
- 灯油の補給時は、満タンではなく8分目ぐらいにしておくこと。
- 一杯にすると、ポンプを入れた時に、溢れてしまう。安全弁を引いた時、灯油が噴き出す可能性も高くなる。
- SI-57 火屋セット
- ストーブとして使用できる →でも、部屋の中では使わないほうがいいだろう
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