FusionPCBで基板を作る
by K.I
2017/03/01〜2017/03/24
Index
- FusionPCBで、何回か基板を作ったことはあるんだけど、パネライズ(面付け)はやったことがなかった。
- いざ、やろうとすると、意外と手間取ってしまったので、個人的な備忘録として
- 以前使った時は、5 x 5 cm が10枚で、$9.9だったけど、
- 現在は、 10 x 10 cm が10枚で、$9.9になったので、面付けしないと勿体無いような気がする
- 基板データの作成には、Eagleを使っている。Eagleのフリー版の基板サイズは100x80mmまで。
- それよりも小さい基板しか作れないので、そういう意味でも、やっぱり面付けしたい
- 結局、今回はパネライズしたものの、Vカットはなしで、自分で切ることにしたんだけど、
- DRCで、DRUファイルをLoadして、Checkする
- CAM jobsから、CAMファイルをダブルクリック
- CAM Processorが起動したら、Fireメニューから、Open→Board...で、brdファイルを選択、ProcessJobボタンを押す
内容 | 拡張子 |
Top Layer | GTL |
Top Solder Mask | GTS |
Top Silkscreen | GTO |
| |
Bottom Layer | GBL |
Bottom Solder Mask | GBS |
Bottom silkscreen | GBO |
Board Outline | GML/GKO |
Drills | TXT |
| |
Inner Layer | GL2 |
Inner Layer | GL3 |
| |
Top solder Paste | GTP |
Bottom solder Paste | GBP |
- 2層基板では、GL2,GL3は不要
- GTP,GBPはステンシルを作成する時のみ必要(半田ペーストを付ける場所の指定)
- GMLは、ミリングレイヤだろうけど、GKOは何の略なんだろう?
- ガーバーファイルが出来たら、念のためというか、必ず確認する
- 最初、 PCBEのガーバー入力で確認しようと思っていたんだけど、
- SMDの四角いパターンが回転した場合に、うまく入力されない場合があるらしい1
- 以前、一度、これで面付けしたことあったんだけど、今回のデータはダメみたいだな。。
- gerbvを使ってみる。
- これは、適当にファイルを指定するだけで、ちゃんと表示される
- でも、ドリルデータはちょっとスケールがおかしくなっている
- まぁ、でもガーバーの確認には、これが一番良いかもしれない
- ここを参考に、EXCELLON_24にしてみたら、ちゃんと表示された!
- でも、FusionのCAMファイル書き換えて良いのかな?
- それに、ガーバーも小数点以下5桁になってるから、EXCELLONのままの方が良さそうだし。。
- で、設定できないのかなと、いろいろ試したら、ドリルファイルを選択した状態で、
- Layer→Edit File Formatで、autodetectのチェックを外して、digitsを4→5に変更すればOK2だった
- これで、単層毎に表示して、十分にチェックしておく。
- gerbtoolは、すzのAVR研究というサイトで、公開されているツール
- perlスクリプトなんだけど、画像に変換するスクリプトもあって良さそう
- 付属していたバッチファイルを参考に、gerbimgでイメージを作ってみる
TOOLDIR=../gerbtool-0.9
CMDNAME=`basename $0`
if [ $# -ne 1 ]; then
echo "Usage: $CMDNAME filename" 1>&2
exit 1
fi
perl $TOOLDIR/gerbimg.pl -d 100 -c green-silver -g `perl $TOOLDIR/gerbgeom.pl $1.GTP` $1.GTS $1.GTL $1.GTO $1.GTP $1.TXT > $1-t.xpm
perl $TOOLDIR/gerbimg.pl -d 100 -c green-silver -f -g `perl $TOOLDIR/gerbgeom.pl $1.GTP` $1.GTS $1.GBL $1.GBO $1.GBP $1.TXT > $1-b.xpm
convert -geometry 640x640 $1-t.xpm $1-t.png
convert -geometry 640x640 $1-b.xpm $1-b.png
- こんな感じになる。なかなか良い感じ
- FusionPCB向けは、PAD/VIAを追加しないとダメらしい3が、とりあえずイメージは掴める
- そのままだと何故かアパーチャが小さくなってしまったので、
- アパーチャ関連の場所を探して、10000→100000に変更4したら、うまく出力されるようになった。
- 時間が掛かる5ので、dpiを508→100に変更した。
- というわけで、パネライズのために、PCBのフォーマットに関して、ちょっと調べなおしてみた。
- それぞれのフォーマットはおおまかには分かったんだけど、結構面倒っぽい。
1あと、ガーバー入力しても全く何も読み込まれない場合がある。一度読み込みに成功したら、それ以降出来るようになったので原因不明だけど。。
2でも、この操作はいちいち面倒。デフォルト値を変更することは出来ないのかなぁ。。
3PADやVIAが緑色のままになってしまうけど、送信するデータ弄りたくないので追加しなかった。
4何故なのかは、ちゃんと調べてないけど。。
5上記の変更をした所為なのかもしれない。。
[top]
- 面付けしないのならば、前項で変換したガーバーデータを、
- zipでアーカイブして送信するだけなんだけど、今回はパネライズに挑戦してみたいと思う
- FusionPCBの パネライズルール。
- というより、どうやらこれはVカットする時のルールみたい
- とりあえず、自分なりに、かなり適当だが意訳してみた
- Vカットは、アウトラインレイヤ(GKO/GML)に入れる(EagleのLayer20)
- 可能であれば、Vカットラインの横に図のようにメモを入れる6
- 全体のボードサイズは、7cm*7cm≦38cm*38cmであること
- サブボードサイズは、2cm*2cm≦であること7
- Vカットラインは直線であること
- 全体のエッジからエッジのVカットのみ可能
- Vカットはサブボード間隔0とする8
- 基板パターンとVカットの間隔は、0.4mm≦であること
- ボードの厚さは、1.0mm≦であること9
- Vカットしてたくさん作ろうと思ったんだけど、作ろうとしていた基板が小さいので、
- やっぱり今回は、適当に配置してVカットは無しで、自分で切ろうかなと思う。
- そんなにたくさん使うわけじゃないし、いろいろなパターンを面付けできるし。
- どうせ面付けするならってことで、
- 以前に作りかけで、ほったらかしになってたデータもかき集めて、面付けしてみる。
- 作成した基板サイズは
- A: 1100 x 600 mil ( 27.94 x 15.24 mm )
- B: 1450 x 700 mil ( 36.83 x 17.78 mm )
- C: 3937 x 1968.5 mil ( 100.00 x 50.00 mm )
- 0.8mmならば、なんとかカッターでも切れるかもしれない
- Cの基板は、強度的には1.6mmで作りたいところなんだけど、まぁ試作だし、いいか。。
- Eagleで、panelize.ulpを使って、面付けする方法があるらしい
- TextをSmashしてから、panelize.ulpを掛けると、25,26レイヤのテキストを、125,126レイヤに移動してくれるらしい
- あとは、それをCopy-Pasteで手動で面付けする11
- CAMでガーバーにする際に、25,26の代わりに125,126を指定するということらしい
- でもこれだと、修正があった時にやり直すのは、ちょっと面倒かもしれない
- そもそも、Eagleのフリー版は100x80mmまでしか編集できないので、100x100mmのデータは作れないんだけど。
- ガーバーをPCBEでインポートして、面付けするという方法もある。
- 以前、実際に一度やったことがあって、そのときはうまく出来たんだけど。
- でも、今回やってみたら、回転したアパーチャが一部小さくなって、うまく読み込めないみたいだった。
- gerbvを弄っていたら、Layer→Edit Layerで、データを移動できることが分かった
- 読み込んだデータを移動して、またデータを読み込み
- 読み込んだデータのみチェックして、また移動するのを繰り返せば面付けが可能
- 最後に、層毎に選択して、File→Export→RS274-X Merge (Gerber)...を選択して、保存すればOK
- ドリルファイルの場合は、File→Export→Excellon Drill Merge...で保存しなければならない
- 但し、EditLayerはちょっと癖がある12ので、使い方注意
- Tのマークの付いていない(移動していない)レイヤを選択した場合にちゃんと移動するようだ。
- Tのマークが付いているものを選択すると、期待通りに移動しない13みたいなので14、選択しない様にする
- あと、X方向の移動は直接数値入力できるんだけど、Y方向はスピナー(上下ボタン)でしか増減できない
- でも、削除は出来るみたいなので、端数が変な場合は削除する
- 実際にやってみて、まぁこれはうまく出来たんだけど、本当に面倒で時間が掛かる
- でも、ちょっと修正があった時に、もう一度やり直す気にはならなかった。。
- 面付け数が少ない場合は、この方法でも良いかもしれない。
6これって、Layer20にデータとして入れてしまって良いのかな?
7これは結構厳しい制限だなぁ。小さな基板は作れないやん。まぁそれ以下の場合は、数取れるから$16掛かるってことか。
8Vカットは極端に言うと傷を付けるだけなので、ルータによる外形カットと違って、間隔をとる必要はないということだと思う。たぶん。。
9ということは、0.8mmじゃだめなのか。まぁ下手すると切断されちゃうから当然か。
10他にもいろいろパッケージをインストールしなきゃいけないらしいし、自分の環境はFreeBSDなので尚更面倒だ。
11でも、これはあまり便利じゃないなぁ。ほとんど手作業じゃん。
12現象を完全に把握してはいないので間違っているかも。自分のやり方が悪いだけかもしれない。
131回目の移動+2回目の移動ではなく、1回目の移動がキャンセルされて、2回目の移動をしなおす感じ。
14後から気がついたけど、これは移動じゃなくて、属性としてオフセットを指定するってことなのかもしれない。
[top]
- gerbtoolは、すzのAVR研究というサイトで、公開されているツール
- 前章で使ったイメージ出力だけじゃなくて、ガーバーやドリルファイルのマージツールが含まれている
スクリプト名 | 機能 |
gerbmerge.pl | ガーバデータをマージする。(90度の回転 option 付き) |
drdmerge.pl | ドリルデータをマージする。(90度の回転 option 付き) |
drdshrink.pl | ドリルデータの同一径を 1つにまとめる。 |
gerbx2.pl | ガーバデータを 2倍のサイズに拡大する。 |
gerbgeom.pl | オフセットと サイズを計算。(新規) |
gerbimg.pl | ガーバデータをイメージファイル(XPM フォーマット)に変換 |
- 今回は、これを使わせてもらおうと思う。
- ちょっと前の記事なので、そのまま使えなくて、いろいろ手直しが必要
- まずは、100 x 100 mm の枠データを用意する。(100x100mm.OUT)
- この大きさは、Eagleのフリー版じゃ作れないので、テキストエディタで作る。
- これを、基板のGMLファイル(外形データ)にしようと思う
- mm単位で作るべきかもだけど、他のデータに合わせてinch単位で作ったので、
- 3.937 x 3.937 inch = 99.9998 x 99.9998 mm になる
G75*
%MOIN*%
%OFA0B0*%
%FSLAX25Y25*%
%IPPOS*%
%LPD*%
%AMOC8*
5,1,8,0,0,1.08239X$1,22.5*
%
%ADD10C,0.00000*%
D10*
X0000000Y0000000D02*
X0000000Y0393700D01*
X0393700Y0393700D01*
X0393700Y0000000D01*
X0000000Y0000000D01*
M02*
- FusionPCBのCAMファイルを見ると、全レイヤにDimention(外形線)が出力されている
- そうすると、やっぱり全レイヤに、このデータをマージすべきなのかな?
- gerbtoolのスクリプトを参考に、面付けスクリプトを書いてみる
- ドリルファイル以外は、最初に外枠をマージするようにした15
- GMLファイルは、単純に100 x 100 mmの外枠のみのデータとする16
TOOLDIR=../gerbtool-0.9
OUTBASE=panelize
CHIPA=xxxxx
CHIPB=yyyyy
CHIPBX=yyyyy2
CHIPC=zzzzz
#EXT_LIST="drd plc sol cmp pls stc sts pac pas"
#EXT_LIST="drd sol out"
#EXT_LIST="TXT GTO GBL GTL GBO GTS GBS GTP GBP"
EXT_LIST="TXT GBL"
for i in $EXT_LIST
do
if [ $i = TXT ]; then
CMD="perl $TOOLDIR/drdmerge.pl"
F=""
else
CMD="perl $TOOLDIR/gerbmerge.pl"
F="$F -g `perl $TOOLDIR/gerbgeom.pl 100x100mm.OUT` -x 0in -y 0in 100x100mm.OUT"
fi
F="$F -g `perl $TOOLDIR/gerbgeom.pl $CHIPA.GML` -x 0in -y 33.37in $CHIPA.$i"
F="$F -g `perl $TOOLDIR/gerbgeom.pl $CHIPA.GML` -x 12.4in -y 33.37in $CHIPA.$i"
F="$F -g `perl $TOOLDIR/gerbgeom.pl $CHIPA.GML` -x 0in -y 23.57in $CHIPA.$i"
F="$F -g `perl $TOOLDIR/gerbgeom.pl $CHIPA.GML` -x 12.4in -y 23.57in $CHIPA.$i"
F="$F -g `perl $TOOLDIR/gerbgeom.pl $CHIPB.GML` -x 24.87in -y 32.37in $CHIPB.$i"
F="$F -g `perl $TOOLDIR/gerbgeom.pl $CHIPBX.GML` -x 24.87in -y 22.57in $CHIPBX.$i"
F="$F -g `perl $TOOLDIR/gerbgeom.pl $CHIPC.GML` -x 0in -y 0in $CHIPC.$i"
$CMD $F > $OUTBASE.$i
done
perl $TOOLDIR/drdshrink.pl $OUTBASE.TXT > $OUTBASE.txt
mv $OUTBASE.txt $OUTBASE.TXT
cp 100x100mm.OUT $OUTBASE.GML
- でも、なんか移動距離が1/10になってしまったので、オフセット値は10倍に17してある
- あと、関数呼び出しのWarningが気持ち悪いので、doを&に変更
Use of "do" to call subroutines is deprecated at ../gerbtool-0.9/gerbmerge.pl line 55.
- でも良く見ると、斜めのアパーチャが潰れている
- マージしたガーバーデータを確認すると、G36,G37がheaderに纏められてるのが、マズイっぽい。
- G36,G37は、そのまま通した方が良さそうなので、gerbmerge.plのメインループに、以下を追加
} elsif (/^(G36|G37)\*/) {
$s = sprintf("%s\n",$_);
$apature = $apature.$s;
- 数値が決め打ちっぽいので、ちょっとプログラム見てみると、
- FSとMOは読んでないみたい。数値はインチ単位で、小数点以下4桁で決め打ちらしい
- ということで、gerbmerge.plの制限事項(というか気がついたこと、自分用のメモ)
- 数値はインチ単位、小数点以下4桁として扱われるので、それ以外の場合は、オフセット値で調整する必要あり
- 対応していないパラメータは、ヘッダに集められる
- 斜めのアパーチャ(G36,G37)には対応していない(前項のようにそのまま通すようにする必要あり)
- マクロ定義はOC8のみで、それ以外は対応していない
- gerbmergeとdrdmergeは指定したオフセットに加えて、最初に5mm,5mmのオフセットを付けている
- これは、小数点以下5桁のデータの場合は、0.5mm,0.5mmのオフセットになるので注意
- 自分は、計算しづらいのでコメントアウトして無効にした
- ドリルデータは、小数点以下の桁数が変換後のファイルからは判断できない18のが厄介だ。
- Excellonだと5桁、Excellon_24だと4桁なので、ガーバーの小数点以下の桁数に合わせて変換し直した方が良いかも
- gerbimg.pl(0.9)の方は、ちょっと複雑で読みきれないが、
- こちらは斜めのアパーチャ(G36,G37)に対応しているらしい
- やはり数値はインチ単位、小数点以下4桁として扱われるので、それ以外はアパーチャの処理の倍数を調整する必要がある
- オフセットの方はとりあえずそのままでもプロットできるようだ
- 本当ならFSを読んで、例えば24なら倍数を10000、25なら100000にすれば良さそうだが、
- ちゃんとプログラム理解してないし、中途半端な対応になりそうなので、とりあえず最低限の処置のみとした。
15これは、もしかすると必要ないのかもしれないが。
16こうすれば、1枚のデータだと分かってくれるだろう。
17プロットでも似たようなことあったけど、単位が決め打ちになってるのかな?
18確証はないが、Tパラメータの小数点以下桁数から判定しても良いのかもしれない。
[top]
- 実際に、FusionPCBに面付けしたガーバーデータを送って、基板を作ってもらう
- gerbmergeでマージしたデータを、gerbimgでイメージ化すると、こんな感じになった
- 基板の切断は自分でやらなきゃいけないけど、最低料金で行けるはず
- ガーバーファイルとドリルファイルを、zipでアーカイブしておく。
- FusionPCBにアクセスする。
- Add your gerber file のボタンを押して、アーカイブしたガーバーファイルをアップロードする
- すると、Gerber Viewerが使えるようになるので、見てみる
- へ〜〜出来上がりのイメージで見れるんだ。以前は、こんなの無かったな〜。便利だ。
- 設定は、ほぼデフォルト
- 自分で切るつもりなので、基板厚を0.8mmに変更、当然パネライズは1のまま
- 基板の色を変更しても、価格は一緒みたいなので、試しに赤にしてみる
- 支払いはPaypalを使う。住所に何故か漢字が含まれていて、削除しないと先に進まなかった。
- 送付方法はDHLを選択。というか、あわてて、デフォルトの設定で完了19してしまった。
- でも、正直言って、データ出しが完了してホッとした
- なんか何時も、データ出すまで落ち着かないんだよね。。
- 後で、引き落としの支払い額を確認したら、\3319でした。
- 170315: Your order xxxxxxxxxxxx has been confirmed. のメール(PayPalの連絡先のみ)
- SeeedのサイトにLoginして、OrderHistoryを見てみたが、未だ載ってない。。
- 過去の記録を見ると、2013年に2回作ってる。
- その時は、ユーザ登録のメールにもすぐに Order Confirmation が来たんだけど。大丈夫かなぁ。。
- 170317: Your order xxxxxxxxxxxx PCB in Production. のメール(Paypalの連絡先のみ)
- 心配だったので、そろそろ問い合わせしてみようかなと思っていたんだけど、製造工程に入ったらしい
- メールはPaypalの連絡先のみで、ユーザ登録の方には連絡しなくなったようだ。
- OrderHistoryには、相変わらず載ってないんだけど、とりあえず安心した。。
- 170321: Your order xxxxxxxxxxxx has Shipped. のメール(Paypalの連絡先のみ)
- 製造が終わって、発送されたらしい。
- でも、 Track Order しても、見れないのは相変わらずだけど。
- 170324: 到着!
- Tracableってメールは、いつ来るんだろう?と思っていたら、基板が到着21した。
- DHLは配達を、佐川さんに回しているみたいだ。
- 配送を追跡しようと思っていたんだけど、先に着いてしまった。。
- DHLでも、1〜2週間掛かると聞いていたので、肩透かしでした。
- でも、Order Historyが全然更新されないなぁ。。登録は手動なのかしらん。(170607追記)
19前述の漢字を削除しないと、選択項目が出なかったので、出る前にうっかり完了ボタンを押してしまった。
20失敗した。遅くても安い奴にしようと思ってたのに。。せっかく多面付して安く上げようとしてたのに。。。
21今回は、ひょっとするとP板よりも速いぐらいかも。。
[top]
- ちょっとか気が付いた事としては、
- 基板の枠と同じ大きさのシルクは、印刷されない
- 製造番号が空いた場所に入っている
- あれ?良く見ると、右側の上から2番目の基板だけ、VIAにレジストが掛かっている22
- 調べてみると、このデータだけVIAのtstop,bstopレイヤが無くなっている
- 最初、原因が分からなかったが、良く考えるとこのデータだけ、ちゃんとSeeedStudioのDRUファイルをLoad23していた。
- つまり、FusionPCBではVIAにレジストを掛けるのが標準ということなのか。。
- 自分としては、VIAはレジスト掛けない方が好きなんだけど、ホントはあまり良くないのかも
- というか、部品を実装する際にはレジスト掛かってた方がやり易いのは確かだなぁ24。
- 細いシルクがちょっとカスレがちな処以外は、不満点は特になし。
- 昔のOLIMEXより、P板の仕上がりに近い。十分な品質だと思う。
- 定規をズレないようにしっかり押さえて、片面で10回以上キズを付ける感じ
- コツとしては無理に力を入れない。表裏で切る場所がズレないようにする
- 両面に十分にキズを付けてから、折り曲げれば、0.8mmぐらいの基板なら簡単に折れる
- 長い距離を真っ直ぐ切断したいときは、これが一番簡単だと思う
- 基板が段々小さくなってくると、折りづらいので、万力とかで挟んでペンチで曲げる
- キズを付けるのが十分じゃなかった25ので、左上の基板はうまく折れずに失敗した。。
- こちらの記事を参考に、試しに料理バサミで切ってみた
- これは0.8mm厚ならば、思ったよりは簡単に切ることができる
- でも、ちょっと調子に乗って、ギリギリで切り過ぎてしまった。
- 表側は良いんだけど、基板にストレスが掛かるので裏側は汚い
- ヤスリでちょっと削って整えてから、カッターで切ったものと較べてみる
→手前がはさみで切ったもの
- これはギリギリで切り過ぎたので失敗したが、それでも使えないわけではない。
- 十分に上余裕を持って切ってから、ヤスリで仕上げれば、結構キレイに切れそうだ。
22SeeedのGerberViewerの画像を見直すと、ちゃんとそうなっていた。。検図不足だ。。。
23逆に言うと他のデータはちゃんとDRCを掛けていませんでした。。デフォルトのDRCは掛けてたんだけど、ウッカリしてた。
24自分の場合は、あとで基板の修正とかやり易いという理由で、レジストをあまり掛けたくない。(修正することが前提なので)
25だんだんイイカゲンになって失敗した。。いっぺんに切らずに、使う分だけ切った方がいいかも。
[top]
- パネライズは、gerbvで地道に移動してマージするのが、無難かもしれない。
- でもとても面倒なので、自分はgerbmergeを使わせてもらった。
- 但し、制限事項でも示したように、いろいろ限定的なプログラムを、ちゃんと読まずにイイカゲンに使っているので、
- マージ後のデータは、単層毎に間違いが無いことを十分にチェックしないと危ない
- 出来れば、ガーバーファイルを直接見て、フォーマットが変になっていないかどうかも確認した方が良い
- あと、面付けするときは、基板の外側にはみ出すデータ(シルクとか)は、要注意!
- 今回は、かなり隙間を開けて面付けしているので関係ないけど
- まぁ、でもFusionPCBの発注フォームは分かり易くて良いと思う。
- アップロードしたデータを、すぐに確認できるのは安心できる
- FusionPCBは基本的に大きな問題がなければ26、そのまま作成して、メールも最低限という感じの様だ
- 問い合わせとかあると時間が掛かると思うので、できるだけ複雑にならないようにデータを作った方が良いと思う
- でも、この価格でPCBを作ってくれるのは、本当に有り難い。
- そのうち、ミーリングとかVカットとか指定した基板も作ってみたい
- 今回、GMLファイルには、100 x 100 mm の外枠データしか入れなかった27が、
- 長穴とかある場合は、それも入れなきゃダメな気がする
- 本当は、GMLファイルもマージするべきだったのかもしれない
- カッターで切る場合は、基板間の余裕が無いほうが却って楽かも
- でもその場合は、カッター以外での切断は出来なくなってしまうけれども。。
- SeeedStudioのDRUファイルを使うと、VIAにレジストが掛かる28。
- Masksのリミット29が100mil(2.54mm)なのが理由なので、
- 0.8mmの基板なら、なんとかカッターでも切ることは出来るが、それ以上は難しそう
- 自分で基板を切るのはやっぱり大変なので、サーキュラソーが欲しくなった
- →小型のサーキュラソーなら結構安い
- 基板を沢山作るなら、持ってても良いかも
- っていうか、買おうかどうか、かなり本気で悩んでる。ちょっとした工作にも使えそう
- 付属の刃は木工用のヤワな奴みたいなので、超硬丸鋸刃もあった方が良いかも
- いっそのこと、ちょっと大きなサーキュラソーでも良いかも
- →基盤カッターとしてはオーバースペックだけど。。
- サンハヤトのハンドカッターも良いけど、ちゃんと切れるのかな
-
- でもゴミがあまり出なさそうなので良いかも
- すzのAVR研究の gerbtoolは、ちょっと前の記事なので、そのままじゃ使えなかったけど、
- gerbimgは、基板イメージをそれらしく出力してくれるので、便利だし、
- gerbmergeのおかげでかなり楽にパネライズ出来たと思う。感謝です。
- FusionPCBの記事も参考になりました
- OLIMEX
- 昔、何回かお世話になったんだけど、ずっと休止状態になっている
- P板.com
- 個人ではちょっと高いけど、バラバラのデータを出しての面付けも可能
- データ出荷後にいろいろ指摘してくれたりする
- ワークサイズパッケージ、またやってくれないかな。。
- MachXo2ふたたび→MachXo2-256HCのQFN32パッケージを今更ながら試してみた
- 本記事のFusionPCBで作成してもらった基板を使っています
26今回も本当はいろいろ問題あったけど、とりあえず目を瞑って作ってくれたのかもしれない。
27異種面付として判定されたくなかった。1枚のデータというのを明確にしたかったということはあるけれども。
28今回は、使い忘れてレジストが掛からなかった。自分としてはそれで良かったんだけど、ホントは良くないんだと思う。
29リミットを越えると、Stopマスクが生成される。
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