STIHLチェーンソー分解ふたたび
by K.I
2017/11/13〜2017/11/16
Index
概要
原因を考える
エアフィルタ
エアフィルタの分解
キャブレター
マフラー
燃料タンク分離
プラグ
組立てが大変な箇所
燃料タンク接続
ハンドガードのバネ
結局は
では原因は?
感想
メンテナンス
エンジンオイル
チェーンオイル
ソーチェーン
目立て
工具
その他
概要
STIHLのチェーンソーMS260の調子がイマイチなので、
以前、
分解してみた
んだけど、相変わらず調子が悪い
エンジンは掛かるんだけど、すぐ止まってしまうので、凄いストレス。。
調子が悪いから、玉切りが億劫になっていた。
でも、ちょっと大掛かりに切り捲らないとダメな状況になってきたので、
一度、徹底的に分解してみようと思う。
MS-260_取扱説明書
原因を考える
いろいろ、ググって調べたところでは、STIHLチェーンソーの不調の原因として、例えば、
燃料ホースの破損
インパルスホース
1
の破損
エアフィルタのバネが外れている
という様なことがあるらしい。
1
クランクケースの圧力を利用して、キャブレターの燃料ポンプを動かすものらしい。
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エアフィルタ
エアフィルタのカバーを外す
エアフィルタは、後ろの大きなネジを2つ外せば取れる
エアフィルタの分解
エアフィルタを分解してみる
エアフィルタのバネが外れていることがあるらしい。
でも分解してみたけど、バネは問題なかった。。
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キャブレター
キャブレターの下に燃料パイプが通っていて、キャブレターの左下に挿し込まれている。
ナットを外すと、キャブレターが抜けるんだけど、右下の針金が邪魔
手前のハンドルの下側にあるネジを緩めて、ハンドルの蓋を開けると、
ハンドルから伸びている針金が外れるので、ハンドルの蓋は元に戻しておく
キャブレターを引き抜くと、奥のインパルスホースも抜ける。そして左下の燃料ホースを抜いてみる
燃料ホースは特に問題なし
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マフラー
マフラーのネジを緩めて、カバーを外す
さらに、内部のネジを外すと、マフラーが取れる
シリンダーヘッド内部のピストンが見えるが、特にキズなど無くて問題なさそう
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燃料タンク分離
燃料タンクは、3箇所のネジで支えられており、ゴムで防振されている
左側のネジはプラスチックのカバーを、マイナスドライバーで抉って取ると見える
分離するためには、左側のネジ1箇所、右側2箇所のネジをはずしてやる
キャブレターとシリンダーヘッド間を接続するゴムを締め付けているネジも外しておく
ネジを外した後、右側のゴムブッシュは外しておいた方が、後で組立て易い
分離するとこんな感じで、燃料タンク内のフィルタもチェックしてみたが、問題なし
シリンダーヘッドを覗いてみると、ピストンが少し見えるが、これも問題なし
インパルスホースを少し疑っていたが、何も問題なかった
組立ての際は、キャブレターとシリンダヘッド間のゴムの出っ張りを
インパルスホースの差込口の上に合わせて嵌めてやれば良い
インパルスホースの差込みと、このゴムをキャブレターに嵌めこむのは、
本体と燃料タンクの狭い隙間でやらなきゃいけないので、かなり面倒だった
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プラグ
点火プラグも外してみたが、特に問題なさそうだ
一応、ワイヤブラシでザっと磨いておく
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組立てが大変な箇所
特に組立てが大変だった箇所について
燃料タンク接続
燃料タンクと本体を接続して組み立てるのが、一番面倒だった。
まず、右側の固定用のネジ2箇所のゴムブッシュ(特に奥の方)を外しておかないと、組み立てづらい
インパルスホースが短いので、なにかラジオペンチのような先の細いもので掴んで嵌める必要がある
シリンダヘッドとキャブレター間のゴムを嵌めるのも、かなりやり辛い
とにかく隙間が狭いので、作業し辛くて
インパルスホースがちゃんと挿しこまれているか、最後に確認しづらいのも嫌なところ
ハンドガードのバネ
これは、バネを延ばして嵌めなければいけないので、かなり面倒だった
最終的に、細い針金の輪を使って、鉄の棒のテコで引っ張りながら、何とか嵌めたけど、
これはもう二度とやりたくないぐらい面倒だった
特に理由が無ければ、外さないほうが良いと思う。
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結局は
エンジンのシリンダーヘッドや、クランクケース回り、
チェーンスプロケットと、ファンについては分解しなかったが、
結局、全然、悪い所を見つけられなかった。
では原因は?
チェーンソー自体に悪い処を見つけられなかったので、燃料から見直してみる
自分は、2サイクルのバイク用エンジンオイルを使っていたが、
チェーンソー用の専用オイルを使った方が良いらしい
それで、おおよそ25:1ぐらいの割合で、オイルを入れていた。
というか、かなり適当な配合になっていた気がする
ということで、この際、STIHLの純正エンジンオイルを使ってみることにした。
これは、50:1で使うものなので、ちゃんと量って作ってみた。
結果は、問題なく始動、最初ちょっと止まったりしたけど、
しばらく使っていたら、特に止まることも無く使えるようになりました。。
感想
チェーンソーを使い始めたことは、ちゃんと量ってエンジンオイルを調合していたんだけど、
調合用に使っていた入れ物を無くしてしまってから、だんだんいい加減になってきた気がする
エンジンオイル自体も、最近使っているものは、最初使っていたものと違っているし。。
頑張って分解したみたけど、結局、エンジンオイルが悪いという初歩的なミスでした。。。
まぁ今回、本格的に分解したことで、
かなりキレイになったし、愛着も出たので、良かったかもしれない。
ということにしておこう。。
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メンテナンス
おまけで、チェーンソーのメンテナンスに必要なもの、工具をメモしておく
エンジンオイル
チェーンソーは比較的高回転なので、グレードの高い2サイクルエンジン用オイルが必要らしい
基本的に、チェーンソー用のエンジンオイルを、そのオイルの規定の混合比で調合すること
今回のすぐ止まってしまう現象の原因だったので、これから気をつけようと思う
例えば、
STIHL純正のエンジンオイル
のように 50:1ならば、
エンジンオイル25ccを、1リットルのガソリンに混ぜれば良い
ハスクバーナ・ゼノア 2ストロークオイル
AZ 2サイクルエンジンオイル
チェーンオイル
かなり粘性のあるオイルで、チェーンソーを動かすと、少しづつチェーンに掛かるようになっている。
最初に、木を切らずに少し空ぶかしして、チェーンから少しづつ油が出ていることを確認しておく
まぁ、これはチェーンソー用なら、純正じゃなくても安い奴で十分だと思う
ソーチェーン
これは、チェーンソーに適合するもの、リンク数(刃数)の合ったものを使う必要がある
自分のは、STIHLのMS260のガイドバー45cmなので、26RM-74(リンク数74)という品番になる
OREGONの互換品22BP-74E
ガイドバーの長さでリンク数が変わるので注意!
目立て
パワーのないチェーンソーでも、目立てがしっかりしていれば結構切れるので、ちゃんとやろう。
自分は切りカスがちょっと粉っぽくなってきたらやるって感じなんだけど
ちゃんと目立てすると、5mmぐらいの切りカスになる
自分は4.8mmで、このホルダーになっているタイプを使っている
2
径が4mm、4.8mm、5.5mmといろいろあるので、自分のソーチェーンに合った径のものを使う
ハスクバーナの目立てゲージ
使ったことないけど、ハスクバーナの目立てゲージは、ゲージを嵌めて、ヤスリを滑らすように使うらしい
一度、使ってみたい気がする
デブスゲージ
刃の食い込みを調整するため、ソーチェーンの刃の上にある出っ張りを削るためのゲージ
目立てホルダーや目立てゲージを使っていれば、極端に狂うことも無いようなので、あまり使っていないんだけど
デプスゲージを当てて、はみ出した分を平ヤスリで削る
工具
トルクスレンチT27
トルクスレンチは、セットで安い奴もあるんだけど、
チェーンソーの分解用には、ちょっと短すぎて使い辛いので、長い奴が欲しい
力が入る奴が良いので、T型が良いと思う
STIHLのチェーンソーでは、ほとんどT27だけで事足りる
3
Tレンチ
これは、ソーチェーンのカバーとか、プラグを外す時に使用する
エアフィルタを外す時や調整に使えるマイナスドライバーも付いている
といっても、これはチェーンソーに付属していると思うけど
Stihlチェーンソー用のチェーンソー修理ツールキットを買っても良いかも
その他
オイルフィラーキャップ
オイルキャップが壊れちゃって、MS260用を探して交換した。
純正に較べると、ちょっと緩い感じがしたが、実用上は特に問題無かった
MS260に使える交換パーツもあるらしい。
いろいろ入っているので、試しに買ってみようかな。。
クサビ
チェーンソー自体ではないけど、木を切り倒すときに、時々使う
薪割りの時も、あると便利だったりする
2
最初、ホルダーを使わずにやっていたが、使うようになってから、楽に目立て出来るようになった。
3
一箇所だけT20があるけど、マイナスドライバーでも回せるので問題ない。
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