GigaSt Ver.4キットの製作
by K.I
2005/12/07〜
GigaSt Ver4
GigaSt
の青山さんが
スペアナキットVer4
を開発された
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ということで、仕様をみると随分小型化されていました。
Ver3
は以前作ったのですが、また欲しくなって申し込みました。
大人気なので05/08/04に予約待ちの申し込み、楽しみに待っていましたが、12月始めに青山さんから連絡があり、12/07に届きました。
Ver3より、構成がシンプルになって、さらに完成度が上がった感じだ。
GigaSt4回路図
以前は改造モジュールという感じだったが、今度のは基板をシールドケースにした自作モジュールといった風になっている。
なにより、Ver3に較べて半分以下の大きさにシェイプアップされている。
これを開発して、さらにキットとして配布されるというのは凄いことだなぁ。。。
さあ組み立てよう
早速、組み立ててみよう。
Ver3を組み立てた時は、SMDの半田付けは殆ど初めてで大変だったけど、あれから大分慣れて簡単になった気がする。
配線をチェックして、電源を入れてみる。
ウンともスンとも言わない。何か間違えたかな?
基板の電圧を計ってみる。。。あれ電圧出てないなぁ。
良く見ると、レギュレータのところは基板の配線されてないんだ。
電源スイッチを入れろってことね。あぁ、焦ったよ。
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doggieさんからの情報
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ケースに入れよう
基板の半田付け後、年末で忙しかったこともあって、暫くそのままになってしまった。
勢いを付けるためにも、ちゃんとケースに入れてやろう。
折角、これだけ小型なんだから、ちゃんとした小さいケースに入れたいよね。
いろいろ探してみたけど、結局はGigaStさんも使ってるテイシンのTC-113にした
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。
で、一応サイズを測って、インチキ図面
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を描きました。
まず、前面からの図
さらに、背面からの図です。
ケースの加工
このケースはピッタリすぎて、下手にスイッチとか付けると、基板の取り外しが出来なくなりそうだ。
ということで、スイッチは省略することにした。
穴開けは、最初は小さめのドリルで開けて、位置を確認しながら段々大きなドリルを使う。
そうしないと、変な形の穴になっちゃったりする。
縦方向は鉄工用のジグソー刃を使う→初めて使ったけど、やっぱり電動工具は凄いね
横方向は、カッターナイフで傷をつけるだけで折ることが出来る
シリアルポートのコネクタは、基板がぴったりすぎて入らなくなりそうなので、GigaStさんのやり方に倣って、同様に上から抜けるように大きな切り込みとする。
完成!
GigaStさんは、NF測定用の端子を後ろに出しているみたいだが、
後ろにコネクタを付けると基板が外せなくなりそうなので、とりあえず無し。
ケースのカバーのビニールはそのまま。塗装するの面倒だし。
LEDのケーブルちょっと短過ぎたな。
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だって、ピッタリサイズなんだもん。
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穴の大きさは、いい加減。実際は、もっと大きな穴を開ける必要がある。
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動かしてみよう。
一発、動作。無調整で
調整したいけど、発振器がないのでとりあえずそのまま使う。
やっぱり、無線機あった方が良いかな。
いろいろ測定してみよう
テレビ信号は、最近、地デジ対応の周波数移動で電波がさらに弱くなって全然見えなくなったと思ってたけど、ここまで弱くなったのか〜、ショック。
75Ωケーブル使ったから、多少のロスはあるだろうけどね。
過去の波形は、 こんな感じ
。(GigaSt Ver3の波形)
各チャンネルの周波数を確認してみたが、やはり全然弱くなってる
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。
携帯電話は、新着メール問い合わせの信号。
実際の通話はもっと広い範囲に分散するんじゃないかな?
無線LANは、周波数が変化しながら、ある周波数範囲で分散した信号になっていることが良く分かる。
あとは、とりあえず BAND1入力無しの状態
。
正確にいうと、TGとSPを接続してTGをOFFにした時の状態。
同様に、バンド2〜5は、
トラッキング・ジェネレータ
トラッキング・ジェネレータを使ってみよう。
これは、Ver3での手順と同じだ。順にやってみよう。
2.5〜2.6GHz BPF
まず測定回路に合わせて、バンドを選び、掃引範囲を設定する
TGをONにして、フィルタ無しでスルーさせる→ 0dBで周波数特性を確認
TG出力、SP入力にそれぞれケーブルを接続し、中継コネクタで直結する。
例えば基準位置を-10dBに設定して、FLATを ONにする→この場合、-10dBが基準位置となる
PAUSEをONにして静止、 HOLDもONにして、この基準位置を記録
測定対象を回路に挿入してから、 PAUSEを解除して2回ほど掃引させる
396.5MHz BPF
バンド2〜4で、同様にTG出力を見てみる。
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地デジは難視聴地域にとって、百害あって一利なしだよなぁ。。何のためにやってんだか。だから、SkyPerfecTVを契約してみたんだけどね。
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NF測定
GigaSt4は、NF測定というのが出来るらしい。
NF測定の
ブロック図
を見ると、SPとTG以外に端子が1個多い。
この端子は何だろう?
ノイズSGの
回路図
を見ると、INって只の電源のように見える。
それなら何故、スペアナから取る必要があるんだろ?
ノイズジェネレータをON/OFFさせて、ノイズのある時と無い時の差をみるってことなのかなぁ。
GigaStのNF測定用の端子は、10Vが断続的に出力されるらしい。
NF用のコネクタを追加
NF用のコネクタを追加しよう。
テイシンのTC-113は、ぎりぎり過ぎて、あまり大きなコネクタを付けるスペースが無い。
そもそも、コネクタを付けると、基板が外せなくなる。
いろいろ悩んだけど、結局SMAコネクタを外側からネジ止めして、基板を外す時はネジを外すことにした。
SMAは、電源コネクタには勿体ない気もするけど、小さいしスッキリしてるから良い感じだ。
実際、NF端子の出力を見てみると、周波数のスキャン毎に10V出力がON/OFFしている。
1〜8秒程度で切り替わるようだけど、こんなに遅くて良いのかなぁ。
スキャンの途中で、切り替わるのはマズイってことか。
しかし、NF測定ってどんなものを測れば良いんだ?
そもそもアンプなんて作らないからなぁ。
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